2021年1月15日金曜日

認知フロー(念能力?)のレビュー

McQueen S, Jiang S, McParland A,Mobilio MH, Moulton C. Cognitive Flow in Healthcare Settings: A Systematic Review. Med Educ. 2020 Dec 12. https://doi.org/10.1111/medu.14435

導入

認知フローの状態は、口語では「ゾーンに入った」と呼ばれており、パフォーマンスの向上、幸福感、キャリアの満足度、燃え尽き症候群の減少と関連している。しかし、この概念は、ヘルスケアトレーニング、継続的な専門職開発、または日常的な実践にはあまり採用されていない。本研究では、ヘルスケアにおけるフローのエビデンスをマッピングするために、ナラティブ統合によるシステマティックレビューを実施した。

方法

すべてのヘルスケア分野におけるフローを論じた論文について,MEDLINE、PsycInfo、EMBASEで2019年7月に検索を行い、2020年10月に更新した.1806年から2020年10月13日までに発表された論文を対象とした。2人の著者が独立してタイトルと抄録(およびその後必要に応じてフルテキスト)をレビューし,統合した。意見の相違があればコンセンサスに達するまで議論した。場所、原稿の種類、集団と文脈、対策、主要な所見についてのデータを抽出した。

結果

4923件の抄録が最初に検索され、15件の論文が最終レビューに含まれた。ヘルスケアにおけるフローをサポートするための経験、利点、戦略について報告する。フローは、疲労、燃え尽き、ストレスを軽減しつつ、キャリアの楽しみ、ウェルネス、パフォーマンスを向上させることで、提供者に利益をもたらす可能性がある。他の領域の研究では、個別のトレーニングを通じてフローを支援することに焦点が当てられてきたが、我々の結果は、システムと環境要因の重要性を浮き彫りにしている。

結論

ヘルスケアにおける専門職や研修生のフローをサポートするには、個別の研修やシステムレベルでの介入を含めた全体的なアプローチが必要である。

感想

認知フローについて,システムレビューができるくらい論文が出ているというのが驚き.意図的にゾーンに入ることなんてできるのだろうか.念能力じゃあるまいし.