Bailey JE, Ogunsanmi DO, Mahmud S, Kabir UY, Boykins AM, Butterworth SW, et al. The Neighborhood Health Hub Model: Extending Primary Care into Medically Underserved Neighborhoods to Improve Health Equity. J Gen Intern Med. 2026 Sep 8. doi:10.1007/s11606-026-10764-1. https://link.springer.com/article/10.1007/s11606-026-10764-1
背景
医療サービスが十分に行き届いていない地域(medically underserved neighborhoods)にプライマリ・ケアを拡張するために、health coachを配置することの実現可能性については、十分な研究がなされていない。
目的
重要な予防医療サービスを住民が便利に利用できるようにする、革新的で、患者中心で、場所を基盤とした(place-based)、近隣地域レベル(neighborhood-level)で提供するアプローチである「Neighborhood Health Hub Model」を実施した初期経験を評価すること。
セッティング
米国テネシー州メンフィス/シェルビー郡。
参加者
2022年1月から2024年6月までにNeighborhood Health Hubの施設を利用した成人。
プログラムの概要
Health Hubには、地域から採用されたlay health coachが配置され、動機づけ面接の訓練を受け、遠隔医療で接続された医療専門職の監督を受けた。
提供されたサービスには以下が含まれた。
肥満、高血圧、糖尿病、社会的決定要因のスクリーニング
慢性疾患管理のための個別およびグループでのhealth coaching
医療、行動・心理面、社会的ニーズに対する紹介
プログラム評価
合計1,252人の利用者がサービスを受け、そのうち1,151人がhealth coachingを受けた。383人(31%)は2回以上のcoaching sessionに参加し、合計3,367回のcoaching sessionと2,951回のgroup visitが実施された。
肥満のある利用者では、平均体重変化は−3.32ポンド(95% CI −5.72~−0.92)であった。
高血圧のある利用者では、収縮期血圧の平均変化は−15.17 mmHg(95% CI −19.64~−10.69)であった。
また、health coachingのセッション数が多いほど、体重減少が大きいことと有意に関連していた。
考察
Neighborhood Health Hub Modelを広く普及させることで、全米のhealth equityの改善につながる可能性がある。
感想
改善したというだけでは、平均への回帰(使い方あってるかなぁ。数字が悪い人がHubに行くから何もしなくても再度計測すれば少し良くなって見える)ではという気もしますが、セッション数に依存して体重が減少することも示しているので、確かに効果あるのだなとわかります。費用対効果を知りたいところですね。普通に家庭医かNPが一人いればOK、ではないことを知りたいと思いました。