Hewett A, Connabeer K, Hewett F, Huckerby C, Bridger E. UK primary care teams and social determinants of health intervention: a qualitative study. BJGP Open. 2026 May 14:BJGPO.2025.0216. doi: 10.3399/BJGPO.2025.0216. Epub ahead of print. PMID: 42134881.
https://bjgpopen.org/content/early/2026/05/14/BJGPO.2025.0216.long
背景
健康の社会的規定因子(SDH)における不平等は健康状態の悪化と関連しているにもかかわらず、医療現場ではしばしば見過ごされている。プライマリケアネットワーク(PCN)は、地域レベルの多職種チーム(MDT)の一例であり、地域におけるSDHへの対応を目的として設立された。英国のプライマリケア医療従事者(HCP)がこれらのチームを通じて患者のSDHをどのように理解し、管理しているかを明らかにするためには、さらなる研究が必要である。
目的
英国のプライマリケア医療従事者がSDHをどのように捉えているか、また、PCNの多職種チームで働くことが、SDHへの対処能力にどのように影響すると認識しているかを探る。
研究デザインと実施場所:
英国の家庭医般診療所で行われた質的研究。
方法
プライマリケアの医療従事者25名(家庭医、家庭医療研修医、看護師、薬剤師、ケアコーディネーター、ソーシャルプリスクライバー)を合目的的サンプリングにより募集した(男性10名、女性15名)。2023年4月から2024年5月にかけて、1対1の半構造化面接を実施した。
結果
テーマ分析により、3つの重要な知見が明らかになった。第一に、参加者は、プライマリケアが地域社会との密接な連携と統合された多職種チーム(MDT)サービスを通じて、SDHへの対応において独自の立場にあることを説明した。第二に、参加者は、自身の臨床的影響力の範囲外にある障壁を挙げ、SDHを変えることへの無力感を表明した。最後に、参加者は、プライマリケアに対する期待の高まりと、複雑なSDH問題に取り組むための人員、施設、研修などの構造的資源の不足との間の緊張関係について懸念を示した。
結論
多職種連携チーム(MDT)は、多職種の役割分担が持つ独自の役割と、患者相談に充てられる時間が増えることから、地域医療における社会的決定要因(SDH)への対応能力を向上させるものとして、医療従事者から広く認識されている。しかし、これらのチームが真に意義のある成果を上げるためには、さらなるリソースが不可欠である。
感想
余り目新しさはない質的研究でした…