MKSAPのrheumatology flashcardより抜粋.
家庭医として診療所・小病院で働いているとそこまで頻繁に出会わない病態かもしれませんが,素振りは大事です.知識の穴はできるだけ埋めておきたいです.
Q1. 乾癬性関節炎の付着部炎はどこにおきやすいか
A1. アキレス腱,足底筋膜の踵骨付着部,骨盤内の靭帯付着部
Q2. 関節リウマチのコモンな眼病変とは
A2. ドライアイ
Q3. 知らないうちに非対称性に遠位筋と近位筋が筋力低下している.診断は?
A3. 封入体筋炎 大腿部の筋力低下による立ち上がり動作や階段昇降の困難と,手指・手首屈筋の筋力低下や嚥下困難をみたら疑う
Q4. 変形性膝関節炎に適応のある抗うつ薬は
A4. デュロキセチン
Q5. 併用するとコルヒチンの毒性を高める薬剤は
A5. CYP3A4阻害薬:クラリスロマイシンやフルコナゾールなど
Q6. 重篤だが可逆性の末梢神経障害を起こしうるDMARDsは
A6. レフルノミド
Q7. 結節性多発動脈炎が腎に及ぶと何が起こるか
A7. 微小動脈瘤による腎血管性高血圧
Q8. 関節リウマチ患者は嗄声,嚥下困難,ストライダーを起こしている.何が起こっているか
A8. 輪状披裂関節炎 直ちにステロイドパルスを行うこと
Q9. Milwaukee shoulderとは
A9. CPPDによる急速進行の激しい肩関節破壊 股関節でも同様の激しい破壊が起こることがある