2014年12月9日火曜日
「神経内科の外来診療」(医学書)
私は想像するのですが、
実は患者さんは病院やクリニックを訪れる前の日から、
「明日は病院に行って診てもらうんだ」と“決心して”、
ある種の決意をもって訪れてこられるのだと思います。 (本書「はじめに」より引用)
外来に訪れる患者さんの
非常にCommonな症状を
しっかり診断するまでの過程を
対話形式で描いています。
患者さんの話のどこに注目するのか
仮説を確かめるためにどのような話しかけをするのか
それぞれの疾患の特徴を分かりやすく学ぶことができます。
「患者さんの訴えは常に正しい」
帯に書いている言葉の意味するところに深く感じ入りました。
やっぱり神経内科は楽しいですね。
神経内科が楽しいと思える日が来たことに驚きです。
1.クロストーク(本書では「問診」「医療面接」のことをこう表現しています)が診断仮説生成に大きく寄与している
2.疾患の知識に基づいて身体所見を予想できる
3.頻度がそこそこ高いマニアックな疾患(表現が矛盾している?)に知的興味が湧く
(しっかり診断することで患者さんの苦しみが少しでもなくなったら一石二鳥)
このあたりが楽しみを覚える理由かなと分析しております。
実際に現場にでたらこんなバラ色ではないでしょうが。
やはりもうちょっと神経内科の勉強をしてみよう。