2015年8月5日水曜日

降圧薬、利尿薬の禁忌、慎重投与


良く使う薬は、いまのうちにしっかり勉強しておきたいです。
降圧薬、利尿薬の禁忌、慎重投与をまとめてみました。
考えたらあたりまえのことばかりですが、腎動脈狭窄疑いの人にACE阻害薬とかは踏んじゃいそうですね。

病院の採用薬中心です。簡単のため網羅性は多少犠牲にしています。


アーチスト (カルベジロール)
禁忌:喘息、アシドーシス、高度徐脈(SSS, 2-3°AV block)、非代償性心不全、肺高血圧、褐色細胞腫、妊娠
慎重投与:低血糖、コントロール不十分な糖尿病、絶食状態、栄養状態不良、糖尿病合併の慢性心不全、重篤な肝腎機能障害、1°AV block、徐脈、末梢循環障害、高齢車


エナラプリル
禁忌:血管浮腫の既往、妊娠
慎重投与:両側性腎動脈狭窄又は片腎で腎動脈狭窄、高カリウム血症、重篤な腎機能障害、脳血管障害、高齢者
※ARBも同様


カルブロック(アゼルニジピン)
禁忌:妊娠、アゾール系投与中
慎重投与:重篤な肝腎機能障害、高齢者


スピロノラクトン
禁忌:無尿、急性腎障害、高カリウム、アジソン病、エプレレノン投与中
慎重投与:心疾患のある高齢者、重篤な冠/脳動脈硬化、肝障害、高齢者
用量:50~100mg


フロセミド
禁忌:無尿、肝性昏睡、低Na・K、スルホンアミド誘導体過敏症
慎重投与:進行した肝硬変、重篤な冠/脳動脈硬化、重篤な腎障害、肝障害、嘔吐下痢、痛風・糖尿病の家族歴、ジギタリス・ステロイドの投与、高齢者


フルイトラン(トリクロルメチアジド)
禁忌:無尿、急性腎不全、低Na・K、スルホンアミド誘導体過敏症
慎重投与:進行した肝硬変、重篤な冠/脳動脈硬化、重篤な腎障害、肝障害、痛風・糖尿病の家族歴、高Ca血症、ジギタリス・ステロイドの投与、高齢者


ペルジピン注
禁忌:急性心不全において、高度な大動脈弁狭窄・僧帽弁狭窄、肥大型閉塞性心筋症、低血圧(収縮期血圧 90mmHg 未満)、心原性ショックがある、発症直後で病態が安定していない重篤な急性心筋梗塞患者
慎重投与:脳出血急性期、脳卒中急性期で頭蓋内圧亢進、肝・腎機能障害、大動脈弁狭窄症、急性心不全において重篤不整脈、急性心不全において低血圧