外傷の際には破傷風ワクチンの接種を考慮します。
細かい回数や年数までは覚えていなかったので、備忘録がてら書いておきます。
まず基礎免疫について。
DPTワクチンまたは破傷風トキソイドを3回以上摂取すると、基礎免疫が獲得できる。
その後は定期的な破傷風トキソイド接種によりブースター効果で免疫が保たれる。
【Clean wound(鋭利で清潔な刃物による切創)以外の外傷】
・基礎免疫が獲得されていない又は不明な場合
→テタノブリン筋注に加え破傷風トキソイド3回接種
・基礎免疫が獲得されている場合
→ブースターから5年以上経過している:破傷風トキソイド1回接種
5年未満:必要なし
【Clean wound】破傷風予防接種の好機であるととらえる。
・基礎免疫が獲得されていない又は不明な場合
→破傷風トキソイド3回接種
・基礎免疫が獲得されている場合
→ブースターから10年以上経過している:破傷風トキソイド1回接種
10年未満:必要なし
参考:ここから始めよう! みんなのワクチンプラクティス ケアネットDVD 2014