2015年9月24日木曜日

外傷時の破傷風予防



外傷の際には破傷風ワクチンの接種を考慮します。
細かい回数や年数までは覚えていなかったので、備忘録がてら書いておきます。


まず基礎免疫について。
DPTワクチンまたは破傷風トキソイドを3回以上摂取すると、基礎免疫が獲得できる。
その後は定期的な破傷風トキソイド接種によりブースター効果で免疫が保たれる。


【Clean wound(鋭利で清潔な刃物による切創)以外の外傷】

・基礎免疫が獲得されていない又は不明な場合
 →テタノブリン筋注に加え破傷風トキソイド3回接種

・基礎免疫が獲得されている場合
 →ブースターから5年以上経過している:破傷風トキソイド1回接種
  5年未満:必要なし


【Clean wound】破傷風予防接種の好機であるととらえる。

・基礎免疫が獲得されていない又は不明な場合
 →破傷風トキソイド3回接種

・基礎免疫が獲得されている場合
 →ブースターから10年以上経過している:破傷風トキソイド1回接種
  10年未満:必要なし


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