2026年7月15日水曜日

服薬レビューの実装

 Reidy C, Seeley A, Tucher K, et al. Exploring the implementation and integration of structured medication reviews in primary care: a qualitative evaluation using normalisation process theory. Br J Gen Pract. July 2026; BJGP.2025.0522. DOI: https://doi.org/10.3399/BJGP.2025.0522


背景:構造化服薬レビュー(SMR)は、複数の慢性疾患(MLTC)、多剤併用、虚弱化の進行、介護施設入居、または薬剤関連の有害事象のリスクがある患者を対象に、2020年にイングランドのプライマリケアに導入された。SMRは、包括的なレビューを通じて、薬剤の治療効果を最適化し、薬剤関連の有害事象を軽減することを目的としている。


目的:臨床薬剤師が日々行っている、SMRを実践に導入、定着、統合するための取り組みを探究し、SMRを最適化する方法を検討する。


設計と設定: 2023年2月から2024年11月の間に、イングランドでSMRを実施している臨床薬剤師とSMRサービスリーダー/マネージャー(SMRリーダー)を対象とした質的な1対1のインタビュー。


方法 参加者は、イングランドにおけるSMR(標準医療記録)の導入に関する広範な評価の一環として募集された。インタビューのトピックガイドと質的データ分析は、正規化プロセス理論に基づいて行われた。


結果 18名の臨床薬剤師と5名のSMRリーダーが参加した。参加者は、患者がSMRについて知らされていないこともあり、SMRの目的や臨床薬剤師の役割を患者に説明しなければならないことがよくあると報告した。参加者はSMRを高く評価し、信頼関係の構築と個々の患者に合わせた相談が服薬の最適化に重要であると述べた。SMRの日常業務への統合は、業務量の多さ、一貫性のないリーダーシップのサポート、不十分な事務/薬剤師助手リソース、およびトレーニング不足のためにばらつきがあった。しかし、参加者は、SMRは満たされていないニーズを特定して対処し、MLTCパスウェイ全体にわたる包括的で患者中心のケアをサポートする上で価値があると述べた。


結論:今回の調査結果は、患者とプライマリケアチームに対するSMR(標準治療薬)に関する情報の改善、適切かつ十分な資源配分、そして医薬品の使用を最適化するための診察スキル研修への支援強化の必要性を示している。


感想

お手本のような実装研究。正規化プロセス理論はもっと勉強したいトピックです。