2020年3月19日木曜日

家庭医療学の論文を読む


最近、どうやって家庭医療学の論文を読んでいるのかと質問されたので、
我流ですが記載します。

あくまで私はこうやっているという方法なので、あまり期待しすぎないようにしてください。
少しは参考になればうれしいです。

私はRSS feederに以下の雑誌を登録しています。
Annals of Family Medicine
Annals of Internal Medicine
British Journal of General Practice
Canadian Family Physician
Journal of American Board of Family Medicine
Journal of General and Family Medicine
Journal of American Geriatrics
Journal of General Internal Medicine
Education of Primary Care

購読点数を多くしすぎると処理できなくなるので、いろいろ取捨選択した結果、いまは上記に落ち着いています。
あとは時間があるときにタイトル流し読み→気になったらアブスト流し読み→さらにきになったら全文読みます。
このブログでは、諸事情あり家庭医療の論文の紹介はあまりしていないです。

最近のRCTの結果とか、診療ガイドラインのここがこう変わったよ、というのは、
恥を忍んで申し上げると、原著論文ではフォローしていません。
日本語で読めるブログがたくさんあるので、そちらでまかなっています。
本当はEvidence alertとかUpToDateのWhat's newとかPubmedの機能を使ってある程度網羅的にやったほうが良いのでしょうが、有限の時間と気力をどうやって振り分けるかという判断だと思います。
Case ReportやClinical Pictureを紹介してくれるブログもあるので、大助かりです。

家庭医療学については原著論文を自分でフォロー。
そうでない一般内科学的な知識や臨床スキルのアップデートについては二次資料を大いに活用。
おおざっぱにいえばそのような棲み分けです。

なお、NEJMのCase Records、Clinical Problem Solving、Clinical practice、Reviewはざっと目を通しています。とくにClinical practiceは私にとって大事です。疾患各論のアップデートができます。このブログでもよく取り上げています。
BMJのEducation at a glanceに分類される記事も定期的にチェックしています。こちらも疾患各論のアップデートのためです。
JAMAとLancetまでは手が回らないです。まあいいか。他の先生方のブログを頼ります。