2023年4月1日土曜日

単著が出ます!


初めての単著「明日からの診療を変えるプライマリ・ケア/総合診療の再診論文70」が、4月11日に発売されます。



2021年から2022年8月末(執筆時点)の間に公開された家庭医療の論文のなかから、明日からの診療がガツンと変わる70本を選んで、個人的解釈をふんだんに入れつつ解説しています。わかりやすさ、診療への活かしやすさを優先しました。


目次は以下の通りです。従来の論文解説類書とは扱う内容が異なっていることが分かるかと思います。


1. 障害のある患者

2. がんの診断とケア

3. 周縁化された集団

4. 多疾患併存と薬剤

5. 医師自身を知ること

6. 慢性疾患

7. ヘルスケアシステム

8. 患者の理解

9. 診療の質


具体的にはこんな論文を紹介しています。

14. 便潜血陽性なのに内視鏡検査を受けない患者には、様々な障壁が存在する。

23. プライマリ・ケアでの支援的な経験がトランスジェンダーの方の心理的苦痛の低下と関連する

32. 訴えられるという不安が、多疾患併存患者との意思決定を困難にする

46. 男性の病気と思われている冠動脈疾患の影響が、女性では過小評価されてしまう

61. 医療者と患者がそれぞれ経験する心房細動は異なるものである


面白そうと思っていただけましたら、ぜひお手に取ってください。