この類の記事は久しぶりです。
業績は本ブログの右側にあるリンクにまとめています。
主に自分が参照する用です。
執筆を支援したケースレポートがpublishされました。
家庭医療専攻医が救急研修中に出会った事例です。
腰椎圧迫骨折はプライマリケアにとっても非常にコモンな疾患ですが、急性期管理の体系的な学習はあまりされていないように思います(私含めて)。
整形外科医にとっては、Vaccaroの分類(AOSpine Injury Score)は常識だと思いますが、恥ずかしながら私は今回初めて知りました。
高齢者の腰椎圧迫骨折は、破裂骨折で神経学的所見がある、とかじゃなければ、基本的に保存療法になると思いますが、DISHがありそれが折れている場合は手術適応になりますよ、というメッセージです。
肥満や糖尿病があり圧迫骨折を疑う患者では、DISHの診断があらかじめついていない場合でも、DISH骨折合併ではないかという目でCT,MRIを見なくてはいけません。